「手作り酵素」とは、自分の住む地域で採れる旬の野菜や果物等を使って酵素をつくる発酵飲料のことです。もともと手作り酵素は、北海道に住むある男性が自分の病気を治すためにつくったのが始まりで、その方が元気になったという噂を聞きつけた大勢の人が口コミで広めたとされています。今では、その方の教えを受け継いで全国各地で、手作り酵素の講習が開催されており、多くの人に今なお伝承されています。
手作り酵素の良いところは一般家庭でも手軽にできるうえ、地元で採れたての新鮮なものを使うのでお金もかかりません。
手作り酵素には旬の新鮮な野菜、野草や果物を使います。手作り酵素は、熱に弱いタンパク質でできているので、煮たりして熱を加えると酵素が死滅したり壊れてしまうのです。しかし、市販の酵素ドリンクなどは、法律で衛生上、85度以上で数十分沸騰させ、加熱処理を義務付けられているため、酵素は壊れてしまいます。このような市販の酵素ドリンクとは違い、本来の酵素がたくさん含まれている状態で酵素飲料を作れるのが、手作り酵素の良いところです。ただ、衛生面のこともあるので、夏場だと、風通しの良い暗くて涼しい場所で保管しましょう。直射日光が当たる場所は避けましょう。
春の酵素は、体を冷やす効果があるので春から秋の間に飲んで、秋の酵素は体を温める効果があるので秋から春の間に飲むことをおすすめします。ただし梅干しの酵素は一年中飲んでも問題ないです。
手作り酵素は春夏秋冬、それぞれの季節によって旬の果物や野草などがあります。例えば春は、野草や新芽の酵素、夏は、夏バテにおすすめの梅の手作り酵素。梅のクエン酸で疲労回復効果やデトックス効果があり、ポリフェノールも摂ることができます。ブルーベリーの酵素は目の病気に効果があります。
手作り酵素の作り方は、まず旬の食材や野草、果物以外に、白砂糖と響魂(昆布の粉末上の酵素と発行剤を混ぜたもの)、海の精(昆布等の海藻)を混ぜて、全て同じ割合で容器へ交互に移してふたをします。その時注意しなければいけないのは、酵素を生かすため、ふたは密閉しないようにすることです。
保管は36度前後が発酵の進む温度の目安となるので、夏は暗くて涼しい光が当たらないところで、風通しの良い場所、冬はタオルなどを巻いて暖房がある部屋に保管してください。毎日中の様子をチェックし空気に触れるようにたっぷりかき混ぜてください。それから、ぬか漬けと同じように手でかき混ぜます。この時に手に普段いる菌が発酵を促すという効果もあるのです。かき混ぜる時は、必ず手は事前に石鹸で清潔で綺麗な状態でかき混ぜましょう。
発酵が進んで1~2週間ほど経つと表面に泡が出てきます。それをかき混ぜたら泡が出ます。そうなったら、ザル、もしくはキッチンペーパーで材料を濾します。そして、液体だけになった酵素ジュースは、冷蔵庫で保管します。
手作り酵素の中に含まれる食物繊維のネバネバは、糖質の吸収を穏やかにしてくれる役割や血糖値の上昇を抑えてくれるので、ダイエット効果やデトックス効果もあります。万が一、手作り酵素を飲んで太る場合、原因としては便秘などで胃腸が荒れていたり、運動不足、食べすぎが原因の可能性があります。
出典:書籍「人類の命を救う手作り酵素」(十勝均整社発行)
出典:「有限会社十勝均整社」
▼参考:http://kinseitedukuri.p1.bindsite.jp./index.html
出典:「中山ファーム株式会社」
▼参考:http://www.n-kouso.jp/index.htm
出典:「手作り酵素で健康生活ホームセラピー羽田」